早朝時間の最適化
AlphaGoto July 01, 2024普通自動車免許の取得に向けて自動車学校に通っている。学習内容は主に技能と学科に分かれる。技能教習は実際に教習車に乗って学ぶ必要があるため学校へ行くが、学科教習は自宅でオンデマンドの授業を受けられる。妻が産後の回復途中で、保育園児の世話もある私にとって、これは非常にありがたい。
学科教習はスマホで配信動画を視聴する形式で、視聴中はカメラが常にオンになっている。私の顔がキャプチャされ、画面の端に写っている。内部的な情報送信の頻度は不明だが、画面の枠から外れたり大きな動きが検出されたりすると、その授業は無効になるという。飲み物を飲むのもダメ、トイレに行くのもダメと聞いていて、教室で授業を受ける形式程度には厳しい拘束があるようだった。
実際のところ、トイレに行かざるを得なかったり、つい飲み物を飲んでしまったり、体を傾けすぎて枠からはみ出してしまったりした回もあるが、受講は認定されている。事前に聞いていたほど厳しくはないようだ。ただし、動画を2度止めた際はその時点で無効になったので、少なくとも50分間は連続で授業を聞き続ける必要がある。
子供が二人になって強く実感するのは、50分間の誰にも邪魔されない時間を確保することの難しさだ。一人暮らしの学生時代なら、そんな時間はいくらでもあったように思う。しかし今、50分の集中できる時間を作ろうとすれば、計画的に探す必要がある。一人目が生まれた頃からその難しさに直面し、二人目が生まれてからは理想的な学習時間の確保がさらに困難になった。長男が保育園に行っていても次男が家にいるので、常に何かが起こる可能性がある。
そこで、なんとか学習時間を捻出するために生活を見直すことにした。基本的な方針は、子供と同じ時間に就寝し、子どもよりも早く起きることだ。理想的には21時に就寝し、4時20分に起床。起きたら簡単な身支度のみを行い、書斎に向かう。食事はせず、水だけ飲みながら4:30から7:30までの約3時間を集中学習時間とする。この間に次男になにかあれば妻が対応するという約束をする。7時半になったら長男を起こし、保育園に連れて行くまでのルーティンに入る。
5年前の自分なら早朝に起床することは不可能なように思われたが、早く起きたければ早く寝る、というシンプルな原則を実行することで簡単に解決できた。子どもが寝たあとの深夜帯を使うという考えもあるだろうが、子どもが眠るタイミングをコントロールしづらかったり、自分が眠ってしまって計画が破綻する、眠い目をこすりながら勉強をするという苦痛など、うまくいかない要素が多いように思われる。早朝の静かな時間で集中して学習できるのは想像以上に効果的で、学科教習の進捗も順調だ。時折、SNSや動画で時間を浪費したくなる誘惑はあるが、スマートフォンを別室に置くという工夫によって自制している。この方法で何とか自動車免許取得と家庭生活の両立ができそうだと感じている。免許取得後は、この早朝時間を活用して、AI開発や英語の学習に取り組む計画だ。家庭と自己啓発の両立に向けてこの生活リズムを継続していきたい。