初めての路上運転

AlphaGoto July 28, 2024

7月21日に自動車学校を卒業し、翌日に普通免許を取得してから一週間。本日、初めての単独路上運転に臨んだ。教官不在の社内で、かつてない自由を感じた。父親から借りた日産ノートで、駐車場から公道へ。街を一周して自宅に戻るという短いルートながら、私にとっては未知の冒険だった。後部座席には妻と長男を乗せ(単独じゃないじゃん)、次男は両親に預けての実行だった。車体の前後に輝く初心者マークは滑稽だが、不測の事態を回避する魔除けの力を秘めているように見えた。

ほんの20分ほどの走行ながら、自動車学校の技能教習のように様々な要素が散りばめられていた。路上駐車車両や歩行者の回避、片側三車線の広い道路から中央線のない狭い道路まで、さらには広場での方向転換など、良い練習機会となった。安全運転と円滑さには細心の注意を払ったが、途中でクラクションを鳴らされた気がした。妻に言わせると、初心者マークを付けているだけで煽ってくる輩もいるとのこと。タイミング的には私にはなにも不備はなさそうだったが、このような経験こそが成長の糧になるような気もする。

公道の運転は概ね順調だったものの、想定外の難関があった。駐車だ。教習では教官の助言に頼りりきで、結局十分な練習を積むことができていなかった。いざ実践となるとどのように操作すればいいのかを判断できずに戸惑ってしまった。後部座席にいる妻の言いなりになりながら、切り返しを繰り返して枠内に収めることができた。今後の重点課題が明らかになった。

来週末には、すでに購入を決めていた新車の納車が控えている。納車後は毎日練習すると心に決めた。とくに早朝の時間帯は交通量も少なく、理想的な練習環境だろう。新車には衝突回避装置もあり、練習中の事故の心配も少ない。

まずは近場の釣具屋や海に行き、昔好きだった魚釣りを再開したい。慣れてきたら、子ども二人を乗せて遠出するのもよいだろう。ドライブスルーで食べ物を買い、どこかに出かけてそれを食べるという小さな冒険を楽しみにしている。そして、子どもが十分に大きくなったら、一緒に魚釣りに出かけるという夢も叶えたい。

これまで学科教習のために確保してきた早朝の時間を、今度は運転の練習に充てられそうだ。家族の安全を第一に考えながら、少しずつ運転技術を向上させていきたい。新しい愛車は単なる移動手段ではない。活動範囲を拡げ、休日の過ごし方に新たな選択肢をもたらす相棒になるはずだ。楽しみにしている。